JOURNAL

ミモザとriche by YAMATOism (リッシュバイヤマトイズム) の関係

3月8日、毎年イタリアでは女性に感謝を伝え花束を贈る女性の記念日として国際女性デイ「ミモザの日」があります。
ミモザの花言葉は「感謝」「秘密の恋」「真実の愛」「密かな愛」「友情」などとてもロマンティックです。
イタリアではミモザは身近に自生する花で、貧富の差に関係なく誰でも身近に感謝を伝えられることから1946年より現在も尚、その習慣が根付いているようです。また花は特別な日だけではなく、贈りたいと思った時に気持ちを伝えるツールとしても人々の心に根付いています。
花を贈ることは、好きなカフェでコーヒーを飲んだり、好きな小説を読んだりする事と同じで、日常の素朴な幸せなのです。

riche by YAMATOismのブランドを立ち上げたきっかけがこのミモザでした。
靴で使用される革は野生の「皮」から生活で使用できる「革」へと使用するために耐久性や柔らかさを出すために「鞣し」という液体にひたす工程があります。
鞣しには主に大きく2種類。化学薬品を使用するクロム鞣し。植物の樹脂成分を使用する植物鞣し。
多くの革製品は色落ちも少なく経年変化も少ない安定性のあるクロム鞣しの革が多いのですが、植物鞣しの人にも環境にも優しい革を改めて靴にしたいと考えた時に恥ずかしいお話ですが、植物鞣しの主成分であるミモザはどんな植物であるか知りませんでした。
調べていくうちにこんなにも美しい黄色の発色を放つ花だということ、また年に一度の女性に感謝を伝える為に贈る花=日常を豊かにするものだという事を知り、このミモザで鞣した革でつくった靴にも同じように日常を楽しんでもらいたいと思ったのです。

生きている植物に毎日水やりをするように、植物鞣しの革もお手入れによってその後に色々な表情を見せてくれます。
お手入れすれば革は年月と共に柔らかくなりますし、色の変化も楽しむことが出来ます。
そんなことが日常の小さな楽しみや癒しになって、心豊かな生活の一部に溶け込むことが幸せだと感じます。

ブランド名のriche(リッシュ)とは英語のrich(リッチ)のフランス語での表記で同じ意味なのですが、金銭的な豊さの意味合いが強いrich(リッチ)に比べてフランス語のriche(リッシュ)は、内面的な心の豊かさの意味合いが強いです。
生活の中の素朴なことに心のricheを感じてもらえることを願っています。